tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

グランマ・モーゼスと近代絵画展 ほか

その他近況です。
◆EC2013にてMIKUTYPE触らせてもらいました。
◆いくつか漫画読みました。「凪渡り」の帯でユーリ・ノルシュテイン絶賛とあったのだけど、どういうつながりなんだろう?
◆Machinarium ってゲームがものすごく良かったです。moonみたい。スチームパンク…とは言わないのかな? 煤けた風景、歪で純粋で非力なキャラクターが愛しいのはなんでかな。
◆「グランマ・モーゼスと近代絵画」展みてきました。

グランマ・モーゼスの風景画は、遠近法でガチガチにならずに、描きたい視界を画面に気持ちよくおさめてた。古い地図で、向こう側が上下逆さまに描かれたりするけど、それに似てて、目のカメラと脳の地図で土地を捉えてる、ひとの普段の感覚に近いかもと思った。

人がいたので会場の入口付近を飛ばして、先に絵を見た。境界線や影が無い平面的な描き方、かと思えば窓枠などは細い線で描き込まれている様子、空や池の、青や白になる部分に選ばれる別の色に、なんとなく違和感があった。後から、序盤の刺繍の展示を見てすごく納得した。もこもこ、触りたくなった。

あとは東郷青児の「巴里の女」と、ロベール・クーチュリエの彫刻「縄跳びをする少女」。ロベール・クーチュリエ、今日初めて知ったけど、すごく良かった。のびやかでおおらかで、粘土の弾力の印象が残ったブロンズ像というか…。でも名前でググってもあんまり情報出てこないなぁ…

ホックニーの「ウェザー・シリーズ:雨」がすごく良かった。スクリーンプリントで白紙上に水色の波紋がうつしてあって、その上からリトグラフで細い白線が重ねられてる。なんだけど、白線がふらふら浮き出て見えて、初めは白線を引いたアクリル板が数枚重ねてあるのかと思った。

錯視のように白い斜線が浮いては沈むのが、ほんとに雨が降ってるのを見てるみたいだった。どう見ても絵だってわかってるのに、本物よりも本物らしく感じられるときってある。オレンジの色鉛筆でrainって書いてあるのも良かったな。

◆雨降ってると家から出たくなくなりますね