tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

そんらぶと金沢

◆前回の日記にも少し書いた そんらぶ!での「ゆかマキコーナー」ですが、
AHS公式生放送のバックナンバー、【こちら】にて観ることができました。想像してたよりずっとアニメーションっぽく動いててびっくりしました。ライブ会場の盛り上がりも見れて、こんなすごい場で使っていただけたのか―ととっても光栄です。ありがとうございました…!m(_ _)m

◆ミクの日は雨で、一日中家に居てお絵描きとTwitterしてました。
積読を消化中。月末までにあと数冊やっつけたい。
◆積んでた絵の依頼も全部消化しました。めったにない瞬間!
【Tumblr】にまとめてるミクさんの小ネタが100超えました。飲酒率が高い。

金沢21世紀美術館に行きました。
目当ての展示はミクさんの心筋細胞、Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊。展示開始時にTwitterで話題を追ってはいたのですが、展示期間終了間際になってやっと見に行く時間がとれたのでした。

◆よくわかんないな?って感じで展示を覗き込んで「生きてる?」、展示室の照明が落ちたとき「死んだ?」って、鑑賞者の言葉が聞こえるのが面白かったです。でも、展示内容を解った上での反応というより展示室の演出に対してのそれだったので、なんだかもったいない気もしました。展示方法に関しては製作者さん側でも色んな意見があったようです。
展示されている細胞に生命の兆候はあるのですが、それを感じさせるために拡大すると演出過多になってしまったという感じでしょうか。中身は何もないのにまるで生きてるように感じられるならそれはそれで素晴らしいのですが、映像や音楽やライブで感じる生命感は生物学的なものとは別の種類の生命感なのでごっちゃにしちゃいけないですね。

◆ミクは情報の出入りがあって有機的な存在であるのに、製作過程で複数の情報を取り入れたとしても、心筋細胞にして終わりにしてしまうと、有機的なところが失われてしまうので、神経細胞だとまだ浪漫があったなぁとか、せめて声帯の細胞が良かったなぁとか勝手に思っていたのですが、その辺りに関しては制作資金面での問題もあったそうな。

◆これは美術館に置くべきものなのか?ってひっかかったのですが、そういえば知人のコメントが面白かったのでこっそり引用。「合成生物学は有用生物を作る目標を持っている印象だったけど,そこに創作性が噛めば何であろうと芸術方向にもいくのですね.」
役に立たない、営利目的でないものは芸術の範疇なんだなぁと納得。

◆21美自体の建物自体、他の美術館で感じたことのない開かれた感覚があって楽しかったです。天井の高さが部屋によって違うのが面白い。トイレにも展示があった。部屋を対角線で区切る大きな布の両側の空間が良かった。豊島美術館も連想したのですがあれは内向きに閉じた解放感で21美とは逆かなあ。

◆展示をいくつか見て、その後に喫茶店で注文したデザートのお皿に乗ってる苺のスライスが目に焼き付いてて何故か何度も思い出してます。春に向かう肌寒い日に瑞々しく透ける白い切片の赤色。何を頑張ってもこの美しさには到底追いつけないなぁとか考えてました。うーん。