tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

Merry Christmas from V

◆EHAMICさんのVOCALOIDクリスマスアルバム「Merry Christmas from V」のジャケット絵を描かせていただきました。
アルバムは2015年11月14日のボーマス33にて頒布されました。今後は、11月22日のEHAMICさんワンマンライブでも販売され、11月24日からはAmazon等で入手可能となるようです。
★追記:【Amazonで取扱い始まりました

VOCALOID聴き専ラジオ第298回、樋口舞のmusica da Leda第178夜にて製作裏話や演奏が聴ける模様。どちらもバックナンバーが公開されてますのでぜひぜひ。

◆絵の話を少し書いておこうと思います。
ラフをいくつか描いて構図を決める→知らないキャラクターについて一通り調べる→画面に配置する→とにかく手を動かす、という工程で描きました。

・公式ページ、Wiki、大百科等を読んで、デモソングを初めニコニコやYouTubeでの代表曲、エハミックさんが書かれた曲があるものはそれもじっくり聴きつつ、公式パッケージ絵からキャラデザを拾うという作業をしました。起用されているイラストレーターさんが誰なのか、絵柄のデフォルメの具合はどうか、元々のモデルとなった人物や設定の上で、発売やバージョンアップの折にどんな変更が加えられたかなどを辿りつつ、公式の最新パッケージのイメージや色を極力そのままうつすよう心掛けました。(ジャケット絵の部屋の明るさだとそれぞれの髪や服の色はあんな風に見えないはずなのですが、その辺りまでは手が回りませんでした…)
あと、海外VOCALOIDの絵をTwitterに上げていると、海外のVOCALOIDファンの方からちらほら反応があったのも楽しかったです。英語データベースのVOCALOIDはEngloid、日本語の場合はJPNloidと呼ばれてる、とか新しいことが知れました。

・キャラクターを単に並べるだけではつまらないし、何かクリスマスのネタを仕込んでみようかな、と色々調べてもみました。しかし、キャラクターたちの背景があまりにも様々で、なおかつそもそもクリスマスとはーとか考え始めると、31人のVOCALOIDたちがひとつの場に集まってクリスマスの歌をうたう、という場面を成立させる物語を作ることは非常に困難でした。最終的にこのアルバムに31人が同居しているのは、エハミックさんがそうしようと決めたからなんだという謎の悟りを開きまして、後は素直に描きましたw

・歌っているのは31人なのですが、数えてみると絵に居るのは29人です。VY1とVY2に人の姿は無いので、2階のキャビネットの中に扇と刀をこっそり描き込んでいます。CULだけ後ろ姿で顔が見えていないのですが、これはCULには初めVY1の声があてられていたことと重ねて、彼女にVYたちの役をお願いしています。

・キャラクターたちの性格から想像するに自然と会話が弾む組み合わせはどんなかな、部屋に飾って長く眺めても疲れない雰囲気がいいな、コンセプトに沿うようプレーンな感じにしよう、しかし描いても描いても終わらないし描こうとしてるものに画力追いついてないしどこを修正していいかも分からないし心折れるぞ……!?とか思いながら描きました。途中でアドバイス下さった方々ありがとうございましたっ

◆色々書き始めるとキリが無いのですが、今はこの作品に関われて本当に良かったなぁ…と思いつつアルバムを聴いています。このアルバムが迎える1度目のクリスマスまであと1ヶ月と少し。皆様ぜひ一緒に過ごしましょう〜