tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

【初音ミク】 春の鳥 【オリジナル曲】が公開されました

作詞・作曲 くろっこさん、編曲・プロデュース あかつき(創作の高みP)さん。「もう いいの」「ナイトブレーカー」でご一緒したあかつきさんに声をかけていただきました。
曲を聴いて浮かんだ光のイメージを画面に再現しようと、油彩画風のブラシで頑張りました。
サムネ絵の製作工程をご紹介します。
◇まずはあかつきさんから、音と歌詞、絵については後姿のミクさん、窓、春の色とりどりの花、という要素を教えていただきました。
そこから私がイメージしたのは、街の通りを行き過ぎる春の花のパレードを、そっと二階の窓から一人で眺めているミクさんでした。窓辺に少しもたれかかるようにして、窓際に空の鳥かご。窓の外の方が室内より明るい。というのもきっとミクさんはパレードの音に目を覚ました遅めの朝で、ネグリジェのまま裸足で、髪も少しもさもさ。という感じ。
◇ラフを描いてあかつきさんと相談

こういう説明的な絵になっちゃうのが個人的に課題です。
ジョージ・ダンロップレスリーの「ひまわりと夕顔」という絵をググって見つけて、窓辺に座るのアリだなと真似しました。いい絵ですね、実物見てみたいです。

窓は開いていたほうがいいねと

これが元になってます。今見たら鳥籠の中に花添えてありますね。こうすればよかった!もうだめだ
鳥籠の存在感が強すぎるかな、でも心の内の「キミ」を象徴するなら、胸のそばに置くのはいいね、とか

表情を隠しつつカーテンに注目したり

こちらでは”頭蓋骨に音が響く感じが良かったのですが、音と合わせた結果、絵の真ん中近く、中空に音を入れる感じの構図が”とのことで、なるほどそんな考え方が、と思い変更。

真紅の花が、と歌詞にあるので取り入れて、いっそ脚だけとか

そんなこんなで
”曲調は柔らかいですが音が大変鋭いので、外の光が強い絵が合うようです。太陽の明るさが感じられる感じ、南欧というよりはもう少し北の世界、北仏か英国か、の晴れ切った日の鋭い明るさのイメージです。”とのことで、白飛びするくらいの光を目指します。普段は黒から白まで明るさの幅を持たせようと心がけるので、今回、明るく華やかで淡いイメージは頭にはあるのですが、手元では加減が難しい。

◇下描き〜

外を向いて表情が見えないよう、頭をしっかりあげて毅然とした感じを出した方が合うのでは、と後で角度を変えてます。動画編集にて花びらが追加されるとのことで、散らしてません。そうだこの時に鳥籠の花も消したんですね。まあ、底の光沢気に入ってるからいいかな…
線画に色を置いて

線画を潰します。油彩画風のブラシでぬりぬり。

そして完成版こちら!もわっとしましたね

良ければ大きいサイズでもどうぞ〜

春の鳥 by 夕凪ショウ on pixiv

絵に関してはここでご紹介いたしましたが、あかつきさんは音の構造に関して深い考察の上で作られているようです。聴き専を名乗ることもありますが、印象でしか判断できないのでちょっと申し訳ないです。あかつきさんがtwitterで言及されてますので、興味もたれた方は是非!
https://twitter.com/akatsuki_music
それからくろっこさんの詩ですが、こころにくる内容でした。この詩でなければ頑張れなかったです。くろっこさん、ありがとうございました。
色々かきましたが、聴き手の方の心に残るうたであれば幸せです。それでは〜