tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

年末こまごま

怒涛の12月、日常のメモをブログに書けていなかったで、まとめて更新です。
冬コミ三日目TLを横目に久々にゆっくりしています。

■観た映画
・「ビューティフル・マインド」 統合失調症の数学者のお話。すごく良かった。自分にとって大切なものが本当は存在しないと知らされた時の悲しさが印象的。
・「ニューヨーク・ニューヨーク」 主人公の男性がひどすぎてもう…。gdgdでした…。
・「レ・ミゼラブル」 映画館に観に行きました。さすがでした。深い、濃厚、泣き所が多い。慣れない重さですがミュージカルなので大丈夫。エンドロールで周りの客席から鼻をすする音が複数聞こえてきて少し驚きました。あとおじさんイケメン

■読んだ本
・「言壺/神林長平」 なんでこんなにおもしろい本を今まで知らなかったんだ…!ってくらい。手元に置きたい一冊。神林さんは、「これはペンです」の円城塔さんに影響を与えた作家さんだとか。
言葉がDNAっぽいってのは馴染みのある感覚だし、言葉によるウィルスって、無機的と有機的のあいだって感じでわくわく。
特に「栽培文」が良かった。言葉の種/核を植えるポット、育つ言葉の見える形は文字に、聞こえる音は音声言語に…。文化を植物に見立てるとき、言葉が種になる。個体の壁を越える=怨念や呪文となる。言葉そのものとは…と、舞台設定や比喩が面白いのに加え、描かれるストーリーが心にしみじみとする。
この時、活字がテーマの展示で、「活字球」という、文字通り球体の表面に活字がびっしり貼り付けられ、インクをつけて転がすと無意味な文字列が印刷される作品があった。まさに言壺の叔父さん!
・「虐殺器官/伊藤計劃」 時々現れることばに関する話題がすごく面白い。語り口が冷静で知的。ことばは器官、認証の森。血飛沫はポロック。"言葉はヒトのみが持つ神聖なもの、ではなく単なる生存のための器官で、鳥には翼があって飛べるのや魚にはエラがあって水中で呼吸できるのと同じ"というのも新鮮だった。twitterで言葉のみ見えるのは、壁の穴から手だけ出す社交場、みたいなものなのでは。
・「脳髄工場/小林泰三」 怖いのかと思って身構えてたけど、私の苦手な正体不明の、怖がらせるためのホラーではなく、論理的に詰めていくと、破綻というか暴走というか、正常からズレて怖さを催す、って感じだった。世にも奇妙な物語であった「影の国」が収録されてた。
・「臓物大展覧会/小林泰三」 ぐろいw 「単なる快楽ではなく、精神的な成長に基づく幸福を掴み取ることが、人間の幸福であり、人間の気高い精神を守る」
・「アイの物語/山本弘」 予想に反してラノベ調だったので面食らったけど、なるほど納得。アベノ橋☆商店街みたいな感じ。AIであれどヒトのように思考するには体性感覚とそのためのボディが必要、全ての人は認知症、許容、AI特有の言語
・「シュレディンガーのチョコパフェ/山本弘」 ”七パーセントのテンムー”、無意識は意識に先行する、はちょっと面白かった…かな。

野村万作・萬斎の狂言を見に行った。予備知識なかったのですが初めに解説もしていただけました。内容は「萩大名」「釣針」で、あまりにすんなり楽しめてしまって、逆に何も感想が出てこないw

■12月はミクくじ、イーハトーヴにTHE ENDとイベント目白押しでしたね!
♪しゃらしゃらしゃらきんこんかん

■あ、あとクリスマスにケーキ作りました

サンタさんも来ました(^人^)

■さて今年も残すところあと数時間ですが、来年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
2012年は様々な人達と一緒に、絵を描いたり、その絵をサムネやPVとして動画にしていただいたり、歌詞や紹介文や小説を書いたり、薄い本をちゃんと印刷所にお願いしてイベントへ持っていったり、漫画を描いたり、雑誌にも少し文章を載せていただいて、ずっとネット上でしか話せていなかった方々と実際に会って時間を共有できたり、旅行にも行ったり、もうほんと色々盛りだくさんでした。
今年ほどオタ充できる年ももう無いかもしれないとさえ思いますw
あと今年のうちにやり残したことは…ボカロ10選くらいでしょうか。
来年の抱負としては、環境さえ許せば、もう一冊薄い本を出したいですw
現在進めている動画も1月中に上げられるよう頑張ります。もぞもぞ

それでは皆様、よいお年をおむかえください。来年もよろしくお願いいたします!