tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

借りぐらしのアリエッティ

おなかを抱えて笑うようなのではなく、興味深い、という感じの面白さ。
お手伝いのハルさんのブラックさが、なんとも独特な成分でしたw

派手なアクションやスケールの大きさを見せつけようとしない作品は
久しぶりに見た気がします。
水滴ひとつの動きまで、しつこいくらい丁寧に描かれていました。

ドアを閉めて姿が見えなくなる一瞬前の表情とか、
スプーンでカップをかきまぜる音とか、
そういった細やかなひとつひとつが、相変わらず極上のものでした…
ジブリに求められているのは、やっぱりこういう作品なんじゃないでしょうか。

もしディズニーだったら、ツタの葉が風に揺れるアニメーションとか、3DCGで物理演算してしたり顔してみせるんだろうなぁ
”古き良き”ジブリとは目指す方向が違うのかな
普段自分が触れて鳥肌立つ映像に比べて、画面当たりの情報量が
少ないように感じたのと同時に、
アニメって人が描いた絵が動くものなんだ、って思い出した

あと、途中で淡い初恋物語を見せられていることに気付いて、少々こっぱずかしい気持ちになりましたw
主人公が大真面目にちょっとおかしな台詞を言うので思わず笑ってしまうww

はてさて、今年のジブリはお金出して観る価値十分にありました。