tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

夏コミお疲れ様でした

◆ 夏コミ、お疲れ様でした。 新刊を手に取って下さった皆様、どうもありがとうございました。
どなたからどんな感想を貰ったか、夏コミ終わってから延々反省会してました。
あなたがツイートした感想は一言も無駄になってません!
(今更ではありますが、「今村ミクと夕凪ミク(1)」の後にも、いろんな人とっつかまえて解釈聞いてました。とっても糧になりました。感謝しています。)

◆ 反省点としてはまず、意図したものが伝わらなかった部分があるということ。敗因は描写不足と構成ミスだなーという結論に至りました。

ただ、伝わらなかったということは、言いたいことがあったということで、
分からないという感想は、何か内容がありそうだと思って読んでもらえてたということで、すごくありがたいなと思いました。改めて、ありがとうございました。

1は単に「初音ミクが2人いたらどうなるか?」という本で、2ほどの目的意識はありませんでした。
1の続きで2を描いてるつもりでしたが、実際やってることは全然違ったなーと終わってから気付きました。精進します。

◆ 1では、夕凪ミクが今村ミクについて考える台詞が、今村ミクや読者との合間をつなぐパイプになっていたのですが、
今回はそういった台詞は少なく、2人は仲良くなったように見えるのに、実際通じ合ってるかどうか謎になってしまうのが、逆説的でちょっと面白いです。

1で言葉に頼りきっていた夕凪ミクは、(この”言葉に頼りきっていた”という表現すごく気に入ってる)2では五感を動員して身体張ってます。

会話の中で「夕凪ミクは言葉」って定義が出てきたのも最近の収穫です。今まで描いてきたミクに振れ幅はありますが、言葉という言葉自体も複数の解釈が可能なので、やっぱりここに帰ってきたかー、と、しっくり感がすごいです。
私をよく知ってる人から見ると、あーまたその話してるのねって感じかもしれません。
夕凪ミクの身体の無さ、人生の無さ、当然ながらあらゆるものが彼女には無いのですが、個人的には、言葉に言葉のまま生きてみてほしいです。

「今村ミクと夕凪ミク」で言葉について、「泡と記憶」で身体について扱っていたとするなら、その中間にあたるのがTwitterで時々流してるミクさんとデート妄想です。今後はここももっと模索していきたいです。

◆ さてじゃあ今村ミクは何なのかと。
夕凪ミクと今村ミクは対照的になるようにはしてますが、身体の有無で区別するのは正確じゃないです。今村ミクにはロボットの身体があるんですがそれは目的ではなく、寧ろロボットですと言っておくことが大事なので…。ここまだしっくりワードが出てきてないので募集中です。

ところで しっくり感で言えば、コバチカさんの「初音ミクはシンガー」が素晴らしいです。未読の方は是非【こちら】をどうぞ

そんなこんなで、本を出してみて感想貰ってから分かったことが沢山ありました。
現時点ではやれることやりきった感があるので3の予定はありませんが、今後ともよろしくお願いしますです。