tete-a-tete

夕凪ショウの同人活動の他、行った場所や観た映画などの記録です。

ブックマーク

ここ最近ネット上で読んで面白かったもの抜粋引用。

【TECHNO defintive 初音ミク・ヴァージョン―『増殖』スペシャル対談:佐々木渉×野田努】より
『もう音楽の向こう側で音がどんなふうに鳴っているのかというのは、視聴者にとってはわからない世界になっていく…バンドが演奏しているのか、打ち込みで作られたものなのか、誰がどんな意図で鳴らしたものなのか、そういう音とそれを出す動機の関係性が本当にあやふやになっていく』
初音ミクは、自分をかわいらしく見せようとしている女の子の声を、ひたすら録りつづけた音源をボーカロイドにしているんです。だから、もともとは自分はかわいいでしょ、と一生懸命に自己主張していたものなのに、ばらばらにされてしまって、言葉のつながりとか感情とかが入っていないものになって』

【日本音響学会東海支部 技術講習会 「音声・歌唱合成の現状と将来」:クリプトン佐々木さん講演まとめ】より
【キャラクターを構成する要素に、記号の引用を用いた点】
・ネクタイ/VOCALOID2という歌声合成ソフトウェアには、AIなどは搭載されておらず、いわばオーナーであるユーザーの意のままに歌声をプログラムする事が出来ます。
これは主従関係を連想させる事から「拘束・首輪」のような記号が連想されます。これらにより「首に巻きつき、リードにも見え、普段女性が身につけない物」としてネクタイが施されています。

【『THE SWAPPER』字幕プレイ動画】
操作キャラクターの分身を作り、その分身の意識を入れ替え”スワップ”しながら、宇宙船の探索を進めるゲームです。身体と自我の在りか、複数の意識が混在する場合どうなるのか、また、移動するという概念を持たない知性体「石」の存在。
ゲームプレイでしか成し得ない表現形態で、非常に良かったです。実況動画にて、世界観の解説などもなされています。

【タナトスとエロス/建築と空間】

【「金の輪」小川未明】
今村ミクと夕凪ミクに重なる部分ある。

【引用元】
ボカロ、特に初音ミクの特異な所は「フィクション」上で発生したのではないキャラクターイメージにあると思う。

通常のキャラクターならフィクション上での言行により、そのキャラクターが作り上げられる訳だけど、初音ミクの場合はその路線での人格造形はありつつもそれとは別の物、この現実世界での初音ミクというソフトと人間との直接関係、次々作られてきた作品たちを横断した現実のメタ存在その現実存在としてキャラクターが形成されている部分が非常に大きい事に特異性があると思う。